親知らず

親知らずについて

前から８番目の歯を親知らずと言います。日本人は、親知らずが問題なく使用できる状態まで生える方が少なく、虫歯や歯周病を誘発する原因になる為抜歯をすることが多いです。

何歳くらいで生えてくるのか

生える方は10代後半から、成人になってから出てくる方もいらっしゃいます。

生えてくるときの痛み

痛みを伴う場合もありますが、自覚症状がなく生えてくることも多くあります。

親知らずと歯並び

親知らずと歯並びの
関係性について

親知らずがあることによって矯正治療が進まないケースがあります。その場合は矯正を行う前に抜歯を行います。

矯正の際の親知らず抜歯の意味
(後戻り)

歯並びと親知らずの関係性については諸説あり、親知らずが後ろから押すことによって歯並びが乱れると言われることもあれば、相関しないという話もあり、一概に関係性ははっきりしていません。

親知らずの痛みの原因

親知らずは歯磨きがしにくいこともあり、汚れが溜まりやすく、歯ぐきが腫れたり虫歯になることで痛みを引き起こすことがあります。

親知らずによる症状

・腫れ
・痛み

親知らずの抜歯について

抜歯すべき最適な時期

抜歯は早ければ早い方が良いです。若い方の方が骨の柔軟性があり、治療自体も短時間で終わることが多いです。

抜歯の難易度について

抜歯をお勧めする場合は
どんなケースか

• 少し頭が出ている場合
• 生えているが噛み合わせていない場合
• 重度の虫歯、歯周病になっている場合
• 親知らず周囲にその他病変を認める場合

必ずしも抜歯しなくて良い場合はどんなケースか

• まっすぐ生えて、噛み合わせている場合
• 歯牙移植や矯正によって失った歯を補うために活用できる場合
• ブリッジの土台として使用できる場合

抜歯後の注意点
（腫れ、痛み止め、その他）

下に埋まっている親知らずを抜歯した後は特に、１週間前後腫れと痛みが出る可能性があります。
場合によってはお顔に現れるほど腫れる場合もあるので、抜歯後は大事な予定を入れないことをお勧めいたします。

親知らず抜歯で
よくあるご質問

Q. 通常どの程度腫れますか？

A. 上の親知らずは大きく腫れることは稀です。

下の埋まっている親知らずを抜歯した後は、場合によってはお顔に現れるほど腫れる場合もあるので、抜歯後は大事な予定を入れないことをお勧めいたします。

Q. 腫れる期間はどのくらいですか？

A. １週間前後のことが多いです。

Q. 危険な腫れ方はありますか？(この腫れ方の場合危ない)

A. 稀に喉の方に腫れが広がり、呼吸がしにくいと感じた場合は危険ですのでクリニックへご連絡ください。

Q. どんな時、親知らずが痛くなるのか？

A. 汚れが溜まると虫歯や、歯肉炎を起こして痛みが出ることがあります。

Q. 親知らずはなぜきちんと生えないのか？

A. 日本人の骨格は特に、顎が小さいため生えるスペースがないのが主な原因と言われています。

Q. 親知らずがまた生えることがあるの？

A. 一度抜くと基本的には無くなります。ただ稀に9番目の親知らずが認められるケースはあります。

Q. 抜かないで治す方法はありますか？

A. まっすぐ生えて、開口量が十分にあれば通常の歯のように治療することができます。

Q. 親知らずの抜歯前の注意は？

A.体調が悪いと、治療に影響を及ぼす可能性があるため、延期することがあります。

Q. 抜けなくて途中で中止されることはあるの？

A. 骨と歯が癒合していたり、お体の不調など、それ以上の施術によるメリットが見込めない場合はご説明の上中止する場合があります。

Q. 親知らずが虫歯になると抜歯は難しいですか？

A. 歯がボロボロになると、抜歯の難易度は一般的にあがります。

Q. 親知らずを抜くと小顔になる？

A. 残念ながら、親知らずの抜歯でフェイスラインに影響を与えることは期待できません。